高齢者の低栄養を知る100の話
― 「食べる」を守り、低栄養を予防できる社会へ ―
高齢者の低栄養は、本人や家族だけで解決できる問題ではありません。
医療、介護、薬局、食、地域がつながり、「食べられなくなった」という小さな変化に早く気づく社会が必要です。
この100の話では、低栄養の基礎から、見つけ方、原因、医療との連携、そして地域で予防する仕組みまでを順番に考えていきます。
(順次公開していきます。)
STEP1 低栄養を知る
- 1.高齢者の「低栄養」とは?実は身近にある健康問題
- 2.太っていても低栄養?「痩せている=低栄養」ではない理由
- 3.なぜ高齢になると低栄養になりやすいのか
- 4.「ちゃんと食べている」高齢者でも低栄養になる理由
- 5.高齢者の低栄養を放置するとどうなる?
- 6.低栄養とフレイルは何が違う?
- 7.低栄養とサルコペニアの関係
- 8.低栄養から要介護へ――身体に起こる悪循環
STEP2 高齢者の約5人に1人は低栄養!
- 9.最近、体重が減っていませんか?高齢者の体重減少に注意
- 10.高齢者の「食が細くなった」を歳のせいにしてはいけない
- 11.疲れやすくなったのは低栄養が原因かもしれない
- 12.歩くのが遅くなったら確認してほしい「栄養」のこと
- 13.転びやすくなった高齢者と低栄養の関係
- 14.最近外出しなくなった――その背景にあるフレイルと低栄養
- 15.一人暮らしの高齢者はなぜ低栄養になりやすい?
STEP3 低栄養に気付く
- 16.低栄養を早期発見するために、まず体重を測ろう
- 17.高齢者のBMIはどう見ればいい?
- 18.MNA-SFとは?高齢者の低栄養リスクを確認する方法
- 19.GLIM基準とは?低栄養診断をわかりやすく解説
- 20.フレイルチェックと低栄養チェックは何が違う?
- 21.家族でも気づける「低栄養のサイン」10項目
STEP4 低栄養を防ぐ
- 22.高齢者こそ「しっかり食べる」が大切
- 23.高齢者にタンパク質が重要な理由
- 24.肉が食べられなくなった高齢者はどうすればいい?
- 25.3食食べられないときは「間食」を活用しよう
- 26.食事量が少ない高齢者の「ちょい足し」栄養術
- 27.高齢者にプロテインは必要?
- 28.栄養補助食品はいつ使えばいい?
- 29.コンビニでもできる高齢者の低栄養予防
- 30.「何を食べるか」と同じくらい「誰と食べるか」が大切
STEP5 低栄養の原因は?一般的な栄養失調とは違う!
- 31.高齢者が食べられなくなる本当の理由――「食欲がない」だけではない
- 32.噛めない・飲み込めないが低栄養の始まりになる
- 33.歯と栄養はつながっている――オーラルフレイルと低栄養
- 34.薬を飲み始めて食欲が落ちた?薬と低栄養の意外な関係
- 35.病気になると、なぜ低栄養になりやすいのか
- 36.退院した高齢者の「その後の食事」を誰が見ているのか
- 37.認知機能が低下すると食事に何が起こるのか
- 38. 一人暮らしだけではない「孤食」という低栄養リスク
- 39.買い物に行けないことが低栄養につながる理由
- 40. 料理ができなくなったとき、食生活はどう変わる?
- 41.「面倒だから食べない」――高齢者の食事を難しくするもの
- 42.経済的な問題と高齢者の低栄養
- 43.家族が良かれと思って行う「食事制限」に注意
- 44.高齢者に「もっと食べて」と言うだけでは解決しない
- 45.低栄養予防で最も大切なのは「原因を探すこと」
STEP6 低栄養は、誰がどうやって見つける?
- 46.低栄養はどこで見つかる?現在の医療・介護の盲点
- 47. 健康診断を受けていても低栄養を見逃すことがある
- 48.病院に来てから低栄養を見つけるのでは遅い?
- 49.元気な高齢者の低栄養を誰が見つけるのか
- 50.家族だから気づける「食べられなくなった」のサイン
- 51.ケアマネジャーだから気づける低栄養
- 52.訪問介護の現場だから見える「食」の変化
- 53.デイサービスは低栄養を発見できる場所になる
- 54.配食サービスだから気づける高齢者の小さな変化
- 55.スーパー・コンビニも低栄養予防に関われる?
- 56.JAだからできる高齢者の健康づくり
- 57.地域の管理栄養士はどこにいる?
- 58.薬剤師だから気づける「食べられない」の原因
- 59.なぜ薬局は低栄養予防と相性がよいのか
- 60.地域の薬局を「病気になる前に相談する場所」へ
STEP7 低栄養を治療する
- 61.低栄養は「食事の問題」なのか、それとも「医療の問題」なのか
- 62.低栄養は医学的にどう診断される?
- 63.GLIM基準が変えた低栄養の考え方
- 64.地域で低栄養リスクを見つけたら、次に何をする?
- 65.どんな低栄養なら医療機関につなぐべき?
- 66.かかりつけ医に「栄養状態」を伝えるには
- 67.管理栄養士と医師はどう連携する?
- 68.薬局から医療へ低栄養をつなぐことはできるのか
- 69.入院中の栄養管理と、地域の低栄養予防は何が違う?
- 70.病院と地域をつなぐ「栄養情報」が必要な理由
STEP8 なぜ低栄養予防が大事なのか?
- 71.「フレイル予防」が広がった今、あえて低栄養に注目する理由
- 72.フレイルと低栄養、何が違うのかをもう一度整理する
- 73.フレイルチェックで「フレイル」と分かった。その次は?
- 74.運動だけでフレイルを予防しようとしていませんか?
- 75.栄養が足りない状態で運動するとどうなる?
- 76.筋肉を守るには「運動×栄養」が必要
- 77.低栄養には「原因」がある――だから具体的な介入につながる
- 78.低栄養を入口にすると医療・介護・食がつながる
- 79.「食べる」を支えることは地域経済にもつながる
- 80.低栄養予防を地域づくりとして考えてみる
STEP9 低栄養は日本社会の課題である
- 81.低栄養は高齢者本人だけの問題ではない
- 82.低栄養と要介護化――健康寿命との関係を考える
- 83.低栄養と医療費・介護費にはどんな関係がある?
- 84.高齢者が一人要介護になることが家族に与える影響
- 85.高齢化だけではない――「人口減少」が地域医療を変える
- 86.患者が減るのに病院・介護施設を維持しなければならない時代
- 87.地方ほど「病気になってから治す」だけでは支えられない
- 88.予防によって地域の医療・介護を守るという考え方
- 89.高齢者が元気でいることは「地域経済」にも意味がある
- 90.低栄養予防を「社会保障費削減」だけで考えてはいけない
STEP10 低栄養を予防できる社会へ
- 91.病気になった人を治すだけでは、高齢社会を支えられない
- 92.「治療」から「予防」へ――でも予防は誰が担う?
- 93.病院の外に「健康を支える仕組み」をつくる
- 94.低栄養を早期発見する地域の仕組みとは
- 95.「発見→原因探索→介入→継続支援」を地域の日常にする
- 96.医療・介護・薬局・食・行政をどうつなぐか
- 97.テクノロジーは低栄養予防をどう変えるのか
- 98.全国にある薬局を「健康を相談する場所」にできないか
- 99.「健康になるために行く場所って、どこだろう?」
- 100.「食べる」を守る社会へ――低栄養予防が当たり前になる未来